基本姿勢
未来に責任を持つ市政
奥州市の未来を創る10の指針
奥州市は合併から20年という大きな節目を迎えました。しかし、この20年で本当に「ひとつの奥州市」としての将来像を共有できてきたでしょうか。人口減少、少子高齢化、地域経済の縮小、公共施設の老朽化と再編など、課題は複雑化し、先送りできない局面に入っています。いま求められているのは、耳ざわりのよい理想論ではなく、「何を残し、何を変えるのか」を正面から示し、決断する政治です。私は、地域が積み重ねてきた歴史や誇りを尊重しながらも、守るために変える勇気を持ち、市民とともに考え、行動する市政を実現します。均一なまちづくりではなく、多様な地域の個性を活かし、次の世代に無理を先送りしない奥州市をつくります。
命と暮らしを守る医療政策
地域医療の基盤は、信頼される開業医と中核病院の連携にあります。かかりつけ医機能を地域全体で支え、県立病院や高度医療機関と切れ目なくつながる医療体制を構築します。とりわけ小児科・産科を含む周産期医療の充実は最優先課題です。巨額の財政負担を伴う市立病院の移転新設は、将来世代に重い負担を残すリスクが高く、医師確保の観点からも持続可能とは言えません。必要なのは新しい建物ではなく、機能する医療ネットワークです。今ある医療資源を守り、支え、連携させることを市政の土台に据えます。
地域で育てる奥州の未来
教育は奥州市の未来を支える最も重要な基盤です。コミュニティスクールを軸に、学校を地域とともにある学びの拠点として再構築し、地域全体で子どもを育てる体制を強化します。部活動の地域移行は、単なる負担軽減策ではありません。準備や支援が不十分なまま進めれば、子どもたちの学ぶ機会を奪い、地域格差を生みかねません。指導者の確保、団体への支援、費用や送迎への配慮まで行政が責任を持ち、スポーツ・文化活動を地域の力で未来へつなぎます。さらには、民俗芸能も地域移行の重要な柱として位置づけます。
奥州市の魅力を活かした地域の躍動
奥州市が持つ多様な資源を活かし、地域主体のまちづくりを進めます。えさし藤原の郷を核に、黒石寺・正法寺、奥州湖周辺の自然資源などを有機的につなぎ、奥州市ならではの周遊型観光を育成します。観光客数だけを追うのではなく、人の流れと地域の誇りが生まれる持続可能な地域づくりを目指します。
地域の力を最大化する奥州市型まちづくり
江刺中心市街地に眠る歴史・文化資源と未活用地を活かし、交流と賑わいを生む「江刺市街地エリアプロジェクト」を推進します。官民連携と市民参加により、透明性の高い意思決定を行い、このモデルを奥州市全体へ展開します。
仕事と暮らしが両立できる奥州市
農林業を基盤に商工業と連携し、農商工連携による高付加価値化を進めます。江刺中核工業団地の早期4車線化を実現し、フロンティアパークⅡに集積する半導体関連産業の効果を地域全体に波及させ、働きながら暮らし、子育てできる奥州市を実現し、多様な働き方を認め合う社会を築きます。
学術研究拠点と文化資源を核とした都市機能の強化
国立天文台水沢VLBI観測所を核に、学術研究と人材育成を進め、「学術都市・奥州」を目指します。博物館・記念館の再編を通じ、知と文化の集積地を形成します。
シティプロモーションを中核に据えた都市戦略の再構築
奥州市の歴史・文化・自然・産業を一つの物語として編み直し、シティプロモーションをまちづくりの基本戦略に据え、文化施設を発信拠点として再定義します。
伝統と創造が息づくまちを次世代へつなぐ
民俗芸能、春まつりの創作文化、音楽など、市民主体の文化活動を積極的に支援し、「文化を生み、発信する奥州」を築きます。
決断を先送りしない自治体経営
公共施設の統廃合や機能集約を進め、公有資産マネジメントを徹底します。将来世代に責任を持つ財政運営へ転換します。
奥州市の未来に責任を持つ議会改革
政策提案力を高め、市民が実感できる議会改革をさらに前へ進めます。